[CL]運命を分けたイグアインのPK ユーヴェ、ホームで2点のリードを守りきれず痛恨のドロー

1本目のPKはきっちり決めたイグアインだが…… photo/Getty Images

貴重なアウェイゴールを2つ奪ったトッテナム

13日にチャンピオンズリーグ・ラウンド16の1stレグが行われ、ユヴェントスがホームにトッテナムを迎え入れた。

ユヴェントスのスタメンには、ジャンルイジ・ブッフォンを筆頭に、ジョルジョ・キエッリーニやドウグラス・コスタ、ゴンサロ・イグアインらが名を連ねた。一方、トッテナムはハリー・ケインやデレ・アリ、クリスティアン・エリクセンらが起用されている。

激しい展開が予想されたこの注目のカード。試合は、キックオフ直後に早くも動いた。2分、敵陣の中央で得たFKから、ピャニッチがふわりとしたボールをゴール前へ入れる。この背後から来たパスをイグアインが振り向きざまにダイレクトボレーでうまく合わせ、ユヴェントスが早々と先制に成功する。
さらに攻勢に出るユヴェントスは9分、左からのアーリークロスに反応したフェデリコ・ベルネルデスキがエリア内で倒され、PKをゲット。これをイグアインがGKに触られながらもゴール左に決め、リードを2点に広げた。

敵地だからと言って、このまま黙って負けるわけにはいかないトッテナムも反撃を試みる。エリクセンのクロスに、ゴール前でフリーとなったケインが頭で合わせるも、ブッフォンのファインセーブに阻まれ、点差を縮めることができない。しかし35分、カウンターからケインが裏へ抜けだし、GKと1対1に。ブッフォンを落ち着いてかわし、ボールをゴールネットへ流し込んだ。

1点を返したトッテナムだが、前半アディショナルタイムに再びピンチが。D・コスタにドリブルで左サイドを突破されると、止めに入ったセルジュ・オーリエがエリア内で倒してしまし、この試合2度目のPKを与えてしまう。キッカーは再びイグアイン。これを決めれば前半だけでハットトリック達成となったが、ど真ん中をめがけて思い切って放ったシュートはクロスバーを叩き、なんとか1点差でハーフタイムを迎えた。

後半に入ると、カウンターを狙うユヴェントスとボールを支配するとトッテナム。なかなかスコアが動かず、こう着状態が続く。ただそんな中迎えた71分、エリア手前の絶好の位置でFKを得たトッテナム。キッカーを務めたエリクセンがGKの逆をつく鋭いグラウンダーのシュートを直接決め、スコアをタイに戻した。

試合はこのまま終了し、ユヴェントスとトッテナムの一戦は2-2のドロー決着となった。運命を分けたイグアインの2本目のPK。悲願の欧州制覇を目指すユヴェントスにとっては、手痛い結果となってしまった。一方で、レアル・マドリードやドルトムントを抑えてグループステージを首位通過し、躍進するトッテナム。彼らの勢いはユヴェントス戦でも健在で、大きなアウェイゴールを2つ奪い、貴重なドローを手にしてホームで行われる2ndレグへ挑む。

[スコア]
ユヴェントス 2-2 トッテナム

[得点者]
ユヴェントス:イグアイン(2、9)
トッテナム:ケイン(35)、エリクセン(71)

参照元:YouTube



記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.292 最強ボランチは誰だ

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:海外サッカー

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ