日本代表もぜひ2トップのテストを! マインツで”嵐のデュオ”・武藤嘉紀が絶好調

マインツで好調を維持する武藤 photo/Getty Images

2トップならオプションは確実に増える

日本代表を指揮するヴァイッド・ハリルホジッチ監督は1トップに大迫勇也を固定するやり方を継続してきたが、このやり方では上手く活かせない選手が2人存在する。レスター・シティFW岡崎慎司と、マインツFW武藤嘉紀だ。岡崎は以前からレスターでジェイミー・バーディと2トップを組んでおり、日本代表でも2トップをテストすべきではないかとの意見が多かった。それに加えて、ここ最近は武藤も2トップで結果を出しているのだ。

マインツを指揮するサンドロ・シュワルツはシステムを[5-3-2]の形に変更し、2トップの位置に武藤とスウェーデン人FWロビン・クワイソンを配している。このシステムが攻撃面に大きな影響を与えており、前節のシュツットガルト戦では武藤が2ゴールを挙げる活躍で3-2と逆転勝利を収めている。

独『90min』は武藤とクアイソンを「嵐のデュオ」と名付けて称賛しており、前線で動き回る2人がマインツの新たな武器となっている。シュツットガルト戦では得点部分以外でもロングボールをクアイソンが落として武藤が決定機を迎える場面もあり、武藤も2トップの中で自身の特性を上手く活かしつつある。
また、武藤も岡崎と同様に前線からしつこく相手をチェイスできるタイプのアタッカーだ。前線から守備をする点でも代表に貢献できるはずだ。後半戦に入ってから武藤は好調を維持しており、大迫と武藤の2トップという形も今後の親善試合でテストしてみるべきかもしれない。

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