U-23日本代表の衝撃的な大敗に韓国紙も驚き 「日本特有のパスサッカーは消えてミスを連発」

ウズベキスタンに完敗した日本 photo/Getty Images

アジアでまさかの完敗

いったい若き日本代表に何が起きたのか。中国で開催されたU-23アジア選手権に出場したU-23日本代表は、準々決勝でウズベキスタン代表に0-4の大敗を喫した。アジアのレベルが徐々に上がってきているとはいえ、信じられないスコアだ。

同じアジアのライバルでもある韓国も日本の大敗は衝撃的だったようで、『スポーツソウル』は「日本がウズベキスタンのプレスの前に崩壊した」と伝えている。

森保一監督率いる日本は後方から細かくパスを繋ぐサッカーを実践していたが、ウズベキスタンはそれを積極的に潰しにきていた。最終ラインでボールをキープしようとした日本からボールを奪い取って決めた2点目、最終ラインからのパスをインターセプトしたところから速攻に繋げた3点目と、日本のミスから相手にチャンスを与えた場面も目立った。
同メディアは、「ウズベキスタンは積極的にプレスをかけた。最終ラインからショートパスを繋ぐ日本の特性を考えた策だった。このプレスに日本は戸惑い、ミスを連発。日本特有のパスサッカーは消え、中盤でミスが多かった。ウズベキスタンの守備を崩せず、グループステージで3勝したチームらしくないパフォーマンスだった」と振り返っている。

カテゴリーは違うが、昨年12月のEAFF E-1サッカー選手権(東アジア杯)の決勝で韓国代表に1-4とやられてしまった試合と似たような感覚もある。同じアジアの相手に4点を奪われて大敗したこともそうだが、あの試合も中盤でまともにボールが回らなかった。今回のU-23日本代表も同じような状態となり、日本の強みが通用していないのは気になるところだ。今回の敗戦を若手世代のテストと考えるのではなく、日本サッカー界全体で危機感をもって問題の分析と解消に取り組むべきだろう。

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