浦和は鹿島と同じサプライズを起こせるか AFC公式が振り返るCWCでのアジア勢躍進の歴史

C・ロナウドを懸命に抑えるレアル守備陣 photo/Getty Images

昨年はついに決勝の舞台へ到達

6日、アル・ジャジーラとオークランド・シティの一戦からクラブワールドカップ2017が開幕する。今回アジア王者として出場するのは浦和レッズだが、大会の開幕を前にAFC公式サイトが過去にアジア勢がクラブワールドカップで披露した印象的なパフォーマンスを振り返っている。

まずは今から10年前、2007年大会に出場した浦和だ。浦和は準決勝で欧州王者のミランと対戦し、カカーやアンドレア・ピルロら世界屈指のタレント軍団に翻弄される場面もあった。しかしチーム全員で何とか粘り、0‐0の時間を保つことには成功していた。最終的にはクラレンス・セードルフの得点で0-1と敗れてしまったが、少しばかりアジア勢の可能性を感じさせる試合になったのは間違いない。

その次に紹介されたのは2011年大会で3位に入ったカタールのアル・サッド、そして2015年に同じく3位に入ったサンフレッチェ広島だ。広島は開幕戦でオークランドを2‐0、準々決勝でアフリカ王者マゼンベを3‐0と完璧なスタートを切り、決勝進出の夢をもって準決勝の南米王者リーベル・プレート戦に臨んだ。残念ながら0-1で敗れたものの、広島の戦いも実に印象的だった。3位決定戦では同じアジアの広州恒大を2-1で破っており、大会を通して広島の安定感は見事だった。
あと1歩で決勝に進める。その夢を叶えてくれたのが昨年の鹿島アントラーズだ。同メディアは「ついに最も高いところへ」と伝えているが、鹿島は開幕戦でオークランドを2-1で撃破し、準々決勝でアフリカ王者マメロディ・サンダウンズを2‐0、そしてこれまで超えることのできない壁だった準決勝では南米王者アトレティコ・ナシオナルを3‐0で一蹴。アジアの力を見せつけて決勝に進出した。

さらに鹿島のサプライズは続く。決勝では欧州王者レアル・マドリードを追い詰め、一時は2-1とリードした。同メディアは「鹿島が世界中に衝撃を与えた」と伝え、アジアの評価を高めた戦いぶりを評価している。

今回の浦和にも同様の期待がかかるが、浦和はどこまで進めるのか。再びレアルを追い詰めるJリーグクラブの姿が見たいものだ。

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