J・バートン、リヴァプールの現状を危惧「彼らはクロップの下で退歩している」

現在は解説員として活躍しているバートン

「クロップは自惚れが過ぎる」

昨季までバーンリーに在籍していたジョーイ・バートン。賭博に関する違反行為に及んでいたことが発覚し、イングランドサッカー協会(FA)より今季中の競技生活の再開を禁じられている同選手だが、今季開幕前に英『talk SPORT』と契約を結び、現在はプレミアリーグの解説員として活動している。

歯に衣着せぬ物言いや独特な切り口による解説で好評を博しているバートンが、今季のプレミアリーグ第13節終了時点で6位と出遅れているリヴァプールについて言及。同クラブの現状を危惧するとともに、ユルゲン・クロップ現監督の手腕について疑問を呈した。英『DAILY STAR』が伝えている。

「リヴァプールは優勝争いとは異なる方向に突き進んでいるね。彼らはクロップの下で退歩している。実際に首位マンチェスター・シティとの勝ち点差(14)よりも、降格圏のウェストハムとの勝ち点差(13)のほうが小さいんだ。彼(クロップ監督)も自惚れが過ぎるんじゃないか」
同リーグ上位6クラブの中では最多となる18失点を喫するなど、脆弱な守備を改善できていないリヴァプール。自慢のハイプレスをかわされた際の善後策に乏しいことや、曖昧なマークが災いしてセットプレイから失点を重ねるなど、課題は山積みである。バートンがクロップ監督のどの部分に自惚れを感じたのかは定かではないが、同選手が過去に「リヴァプールの守備は2部レベル」と言い放った経緯をふまえると、守備の改革に着手しない同監督の姿勢に疑問を禁じ得ないのかもしれない。自身の代名詞である“ゲーゲンプレス”をリヴァプールに浸透させ、同クラブをリーグ屈指の攻撃力を誇るチームに仕立てあげた同監督だが、プレスのかけ始めのタイミングも含め、抜本的に守備を見直す必要があるだろう。

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