今季のプレミアリーグで注目を集めているのが、元チェルシー組の活躍だ。中でもリヴァプールFWモハメド・サラー、マンチェスター・ユナイテッドFWロメル・ルカク、マンチェスター・シティMFケビン・デ・ブライネは主役級の活躍を見せており、この3人を活かせなかったチェルシーには批判的な意見も出ている。
しかし、解説を務めるジェイミー・レドナップ氏はチェルシーが3人全員の放出を後悔する必要はないと主張する。英『Daily Mail』によると、同氏が放出を後悔すべき選手と名指ししたのはデ・ブライネただ1人だ。同氏はサラーとルカクは過大評価されている部分もあると感じているようで、現在のチームに所属するエデン・アザールとアルバロ・モラタを超える存在ではないとの考えを示している。
「サラーはリヴァプールで衝撃的なスタートを切ったね。プレミアリーグではすでに9得点決めていて、最初の12試合が終了した段階ではクラブ最高の数字だ。ロビー・ファウラーをも超えてね。ただ彼がチェルシーを去った時、彼はトップレベルで通用するのか疑問があった。今節はチェルシーを去った3人の選手が得点を決めた。サラー、ルカク、デ・ブライネだ。クラブは彼らを手放したことで批判されているが、唯一後悔すべきなのは現在のプレミアリーグで最高の選手であるデ・ブライネだけだよ。コンテはアザールとモラタの2人をサラーとルカクとトレードしたがるだろうか?チェルシーがここ3シーズンで2度プレミアを制していることを忘れて はいけないよ」
サラーは2014年冬にチェルシーに加わったが、チャンスを十分に与えられないままフィオレンティーナにレンタル移籍。その後ローマでプレイし、今夏リヴァプールへ移籍した。ルカクは2011年に加入し、3年後にエヴァートンへ完全移籍。2012年から所属していたデ・ブライネも同じ2014年にヴォルフスブルクに完全移籍している。
彼らが3年後の2017年にプレミアリーグで大暴れしていることを考えると、安易に放出してしまったチェルシーには後悔があるだろう。特に同氏の言葉通りデ・ブライネの才能を見逃してしまったのは大きく、同選手のようなタイプは見つけにくい。サラー、ルカクの放出も痛いが、デ・ブライネの放出はそれ以上となるクラブ史に残る大失敗だったか。