ドルトムントの名スカウトが語る香川獲得 「私のキャリアでカギとなったのは香川だ」

21歳でドルトムントへ移籍した香川 photo/Getty Images

アーセナルでも手腕発揮に期待

ドルトムントでスカウトを務めてきたスヴェン・ミスリンタト氏のアーセナル行きが決まった。同氏はこれまでピエール・エメリク・オバメヤンやウスマン・デンベレ、日本代表MF香川真司など若い才能を発掘してきた名スカウトと称賛されており、アーセナルでもその手腕を発揮することが期待されている。

イルカイ・ギュンドアン、ロベルト・レヴァンドフスキなどまだ有名な存在ではなかったタレントを次々と発掘してきたミスリンタト氏だが、中でも自身のキャリアを大きく変えたのが香川の獲得だったという。

香川は2010年夏にセレッソ大阪からドルトムントに移籍したが、獲得費用は何と35万ユーロだった。そんな選手がブンデスリーガ制覇の原動力となり、2年後に1600万ユーロもの移籍金でマンチェスター・ユナイテッドに引き抜かれたとなれば成績、経済の両面で大成功と言える。
英『sky SPORTS』によると、ミスリンタト氏は「スカウトとして、私のキャリアでカギとなったのは香川だ。2部でプレイしていた若い才能を見つけ、彼は安価な移籍金でクラブに加わり違いを生んだ」と語っており、セレッソでプレイしていた香川の才能に素早く気付いたことが自信にもなったようだ。

果たしてアーセナルで第2の香川となる存在は生まれるのか。アーセナルはこれまで宮市亮や浅野拓磨など若い日本人選手を獲得してきただけに、さらにその流れが加速することに期待したい。

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