代表に呼ばれないのは奇妙?
アジアサッカー連盟(AFC)が発表する国際最優秀選手賞の候補者3名が発表され、ハダーズフィールド・タウンに所属するオーストラリア代表MFアーロン・ムーイ、トッテナム所属の韓国代表FWソン・フンミン、そしてドルトムント所属の日本代表MF香川真司が選ばれた。
これは国際と名のつく通りアジア以外のクラブでプレイする選手を対象としたもので、2012年から作られた。これまでは岡崎慎司、長友佑都も受賞したことがあり、香川も2012年に選ばれている。
何より興味深いのは11月に欧州遠征をおこなった日本代表のメンバーから香川が外れていたことだろう。今回同賞はトッテナムで得点を量産するソン・フンミンが獲得するにふさわしいという意見が多いが、候補者にまで選ばれた選手が代表に召集されていないのは何とも奇妙な事態だ。
『FOX Sports Asia』もそれを思ってか、「日本最高の選手の1人でありながら代表メンバーに入れなかった」と欧州遠征のことを振り返っている。もちろんクラブと代表ではスタイルも異なるため、クラブで活躍しているからといって代表のポジションが確約されるわけはない。それでもアジア最高クラスの選手が召集さえされないのは異常事態だろう。