香川、ギュンドアンらを見抜いたスカウト力 英メディアが紹介する近年のベスト補強

ドルトムントの香川真司 photo/Getty Images

チーフスカウトがアーセナルに加わる可能性も

今やブンデスリーガでバイエルンと競り合える数少ないチームの1つになっているドルトムントだが、その原動力はスカウト力にある。経済力ではビッグクラブに歯が立たないが、あまり注目されていない若い優秀な選手を安価で獲得する術に優れていた。そのドルトムントでチーフスカウトを務めるスヴェン・ミスリンタト氏の引き抜きにアーセナルが動いているという。

この話題に素早く反応したのが英『Football London』で、これまでミスリンタト氏が引き抜いた逸材をピックアップ。ここ10年ドルトムントを成功に導いた見事な補強を紹介している。

その中の1人は、もちろん日本代表MF香川真司だ。香川は2010年夏にセレッソ大阪からたった35万ユーロでドルトムントに移籍し、1年目からリーグ制覇に大きく貢献した。2012年には1600万ユーロの移籍金でマンチェスター・ユナイテッドに移籍しているため、ドルトムントは多額の利益を生む見事なビジネスを展開したと言えよう。
他にも同メディアは、2011年に550万ユーロの移籍金でニュルンベルクから引き抜いたイルカイ・ギュンドアン、当初はロベルト・レヴァンドフスキの完璧な代役にはなれないと思われていたFWピエール・エメリク・オバメヤンの才能を見抜いたこと、今夏に1億ユーロ超えの移籍金でバルセロナに移籍したFWウスマン・デンベレに早い段階から目をつけていたことなどを紹介している。

仮にアーセナルにミスリンタト氏のスカウト力が加わるのであれば、若手育成に力を入れるクラブにとっては大きな助けとなるはずだ。アーセナルで香川やギュンドアンのような存在が生まれることに同メディアは期待をかけている。

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