W杯で格上に勝利するには走力がカギ
欧州、南米から見ると2018ロシアワールドカップに出場するアジアのチームは圧倒的な格下だ。選手の質、国際舞台での経験値など簡単には埋まらないだけの差がある。では、アジア勢は世界トップレベルとどう戦っていけばいいのか。最もシンプルな解決法としては、必ず走り勝つことではないだろうか。
日本と同じく来年のワールドカップに出場する韓国代表は、先日の親善試合でコロンビア代表を2-1で撃破した。この時大きかったのがハードワークだ。韓国『スポーツソウル』によると、この試合で両チーム通じてトップの走行距離を記録したのがMFキ・ソンヨンで、その走行距離は12.1Kmに及ぶ。中盤で強豪コロンビアに走り負けなかったことが勝利の要因の1つとなったのだろう。
その韓国は14日にセルビア代表と親善試合をおこなうが、同メディアは「韓国はコロンビア相手に披露した走るサッカー、闘魂のサッカーで勝負する。その中心にキ・ソンヨンがいる。走ることで南米の強豪コロンビアを無力化した。キ・ソンヨンはトップとなる12.1Kmの走行距離を記録し、韓国サッカーの象徴であるパク・チソンもユナイテッドで活躍した時はこの程度の距離を走って絶賛されていた」と伝えており、とにかく走ることに活路を見出そうとしている。
ワールドカップで欧州、南米の強豪に勝利するには走り勝つことが最低条件となり、いかに相手の豪華な攻撃陣に自由を与えないかがポイントとなる。これは日本にも言えることで、走力で相手を圧倒するほどの勢いが必要なのだろう。