昇格組サンダーランドの“補強費1億ユーロ超え”に独メディアも「狂乱」と驚き プレミアらしいパワーマネーで目指す残留

サンダーランドの本拠地スタジアム・オブ・ライトはいつも満員だ photo/Getty Images

久々のプレミアで生き残るために

イングランド2部からプレミアリーグに昇格したクラブが残留へ積極補強に動くのは恒例行事とも言えるが、今夏話題を呼んでいるクラブの1つがサンダーランドだ。

かつてはプレミア常連クラブだったサンダーランドだが、2016-17シーズンに2部へ降格したところから長い低迷期を過ごしてきた。続く2017-18シーズンには2部でも最下位に沈み、まさかの3部へと降格。3部から抜け出すのにも4シーズンかかったが、昨季ついに2部で昇格プレイオフを勝ち抜いてプレミア復帰を勝ち取った。

苦労の末勝ち取った昇格の切符であり、1シーズンでの降格は許されない。サンダーランドはプレミア残留へ積極補強に動いているのだが、その派手な動きに独『Sport Bild』も「狂乱」と取り上げている。

ストラスブールからMFハビブ・ディアラ(3150万ユーロ)、ブライトンからFWシモン・アディングラ(2400万ユーロ)、ローマからレンタルで加えていたMFエンゾ・ル・フェーも2300万ユーロで完全移籍に切り替え、クラブ・ブルージュから20歳の逸材FWケムズディン・タレビ(2000万ユーロ)、ロイヤル・ユニオン・サン・ジロワーズから20歳のMFノア・サディキ(1700万ユーロ)と、すでに新戦力補強に1億ユーロ以上を投じているのだ。

MFジョーブ・ベリンガムをドルトムントへ、MFトム・ワトソンをブライトンへ売却するなど退団組もいるが、それを忘れさせるほどの補強がここまでは展開されている。

イングランド勢らしいマネーパワーで、ドイツメディアの『Sport Bild』が驚くのも無理はないか。果たしてこの大型補強はプレミア残留に繋がるのか。サンダーランドの本拠地スタジアム・オブ・ライトは熱狂的なサポーターが集結することでも有名で、久々プレミアへ戻ってきたサンダーランドの戦いを楽しみにしているサッカーファンは多いだろう。



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