良い選手だが… リヴァプールOBがフリンポン獲得を疑問視 「どこで使うべきなのか分からない」

レヴァークーゼンでのフリンポン photo/Getty Images

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スピード抜群のアタッカー

今季のプレミアリーグが終わってから間もない5月30日(現地時間)、リヴァプールはジェレミー・フリンポンの獲得に成功した。驚異的なスピードを誇るブンデスリーガ屈指のサイドアタッカーであり、2023-24シーズンにはレヴァークーゼンの無敗での国内二冠達成に大きく貢献したフリンポンが加入したことで、リヴァプールの攻撃が一段と破壊力を増したことは間違いない。

ただし、フリンポンの獲得が本当にクラブにとって必要だったのかと疑問を呈する識者もいる。

同選手の特長は右サイドでのスピードを活かしたドリブル突破だが、リヴァプールの右ウイングにはエースのモハメド・サラーがいる。それならばフリンポンを右サイドバックで起用してサラーの後ろに置くという方法もあるが、この場合はフリンポンよりも守備力があるコナー・ブラッドリーを外さないといけない。良い選手であることに疑いの余地はないものの、フリンポンは他の選手達との組み合わせの関係でどのように起用するべきか分かりづらい存在でもあるからだ。
リヴァプールのOBであるスティーヴ・ニコル氏もアメリカメディア『ESPN』のとのインタビューの中でフリンポンについて懐疑的な意見を述べている。

「もしもサラーの状態が万全でなければ、フリンポンはサラーのポジションで先発出場するだろう。全員のコンディションが良ければ、私にはどうなるか分からない」

「守備に関して言えば、フリンポンは良くない。トレントと全く同じで、彼は良いディフェンダーではない。だから全員がフィジカル的にフィットしていればブラッドリーが右サイドバックのレギュラーだろう。フリンポンをどこで使うべきなのか、私には本当に分からない」

果たしてアルネ・スロット監督は、どのようにフリンポンをチームの中に組み込んでいくのだろうか。

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