「酷い、とても酷い試合をした」浦和に劇的勝利も伊紙は酷評 インテル指揮官は賛辞を贈る

アジア王者相手に勝利も苦戦したインテル photo/Getty Images

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「浦和は非常に難しい相手だった」

現地時間21日に行われたFIFAクラブワールドカップ2025のグループステージ第2節でインテルと浦和レッズが対戦。試合は2-1でインテルが勝利した。

初戦引き分けてGL突破に向け勝利が欲しいインテルと、負ければGL敗退が決まってしまう浦和の一戦。終始インテルがボールを保持しチャンスを作る中、試合は11分、右サイドでMF金子拓郎がドリブル突破しグラウンダーのクロスにMF渡辺凌磨が合わせて浦和が先制する。失点したインテルはその後も果敢に浦和ゴールを狙い、78分にコーナーキックからFWラウタロ・マルティネスが決めて同点に追いつく。後半アディショナルタイムにはゴール前のこぼれ球をMFバレンティン・カルボーニが決めて土壇場で逆転。試合はそのまま終了し2−1でインテルが逆転勝利。GL突破に向け勝ち点3を獲得し、敗れた浦和はイタリアの名門相手に大健闘したものの無念の敗戦となりGL敗退が決まった。

新たにインテルに就任したクリスティアン・キヴ監督にとってはこれが就任後初勝利となった。試合後指揮官は「選手たちを誇りに思う。彼らは守備をしっかり守った。若い選手たちも頑張ったし、カルボーニの活躍も嬉しい」と試合を振り返りつつ、「(勝ち点を)持ち帰るのは簡単ではなかった。浦和は非常に難しい相手だった」と浦和を称賛。「日本の選手たちは良い試合をした。我々はあらゆる方法で、非常に組織化されたチームを混乱させようとした」と浦和に苦戦したことを語っていた。
この試合内容にイタリアメディアも酷評。『Corriere dello Sport』は「開幕戦でメキシコのモンテレイと残念な引き分けに終わった後、キヴ率いるチームは日本の浦和レッズを辛うじて破った。 75分間、ネラッズーリは酷い、とても酷い試合をした。インテルは最終節リーベルプレートと対戦するが、この試合は今回の試合と比べて明らかに難易度が高い。アルゼンチンのチームに勝つには、全く違うインテルが必要になるだろう」と苦戦したことを認め、GL突破がかかる次戦リーベルとの試合に向けて変わる必要があると指摘した。

この試合の後に行われたリーベルとモンテレイの試合はスコアレスドローに終わった。この結果、インテルは最終節の動向次第ではモンテレイに勝ち点を上回られてしまう可能性もある。GL突破に向け、リーベルとの最終節は絶対に負けられない試合となった。

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