CWCの主役はやっぱりメッシ? アメリカサッカー界とFIFAの期待はメッシにあり「晩年のメッシがもう1つ国際タイトルを獲得するかもしれないと」

インテル・マイアミをリードするメッシ photo/Getty Images

FCポルト戦ではメッシが見せてくれた

32チーム制に拡大された今回のクラブワールドカップ2025はアメリカで開催されていることもあり、やはり自国のチームが勝たなければ大会が盛り上がらない。その点において、グループステージ第2節でインテル・マイアミがFCポルトを撃破したのは大きかった。

ポルトに先制を許した際には嫌な空気が漂ったが、それを変えたのがリオネル・メッシだった。メッシは54分に得意のフリーキックから逆転弾を叩き込み、チームを2-1の勝利へ導いた。ここまでの大会でメッシのフリーキックが最も盛り上がった瞬間だったのではないだろうか。

この勝利はアメリカ勢にとっても初勝利で、マイアミには決勝トーナメント進出の可能性がある。『Forbes』は大会が成功するかはメッシにかかっているとまで主張していて、やはりメッシ効果は絶大なのだ。

「開幕から1週間が経つが、多くのゲームで空席が目立つのは良いものではない。FIFA側は当初チケット代を高額に設定しており、この大会を過大評価していた可能性が高い。こうした状況の中で南米のクラブが熱狂的な観客を集めてくれていて、FIFAとしては地元クラブの1つであるマイアミにも上位へ進出してほしいはずだ。それがアメリカの関心を高めるものになるからだ。マイアミが欧州の強豪に挑戦することでMLSへの注目度が高まることにもなる」

「メッシがいてもアル・アハリとの開幕戦でハードロック・スタジアムを埋め切るまではいかなかったが、彼の存在はCWCの人気を高める。晩年のメッシがもう1つ国際タイトルを獲得するかもしれないというストーリーにファンは共感しているのだ」

メッシVS欧州の強豪の構図は大会前より注目されていたもので、メッシはさっそくポルト相手に違いを見せてくれた。37歳を迎えた今でもメッシの影響力は絶大で、今大会の主役はメッシと言っていいだろう。

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