A・アーノルドがレアル・マドリードデビューを振り返る 「すべての選手が夢見るようなこと」 一方、英メディアは“自信”に欠けていたと厳しい意見

今夏レアルへ移籍したA・アーノルド photo/Getty Images

65分までプレイ

クラブW杯の初戦でアル・ヒラルと対戦したレアル・マドリード。シャビ・アロンソ新監督の初陣となるこの試合、ゴンサロ・ガルシアが先制ゴールを挙げるも41分に追いつかれてしまう。終了間際にはPKを獲得したが、フェデリコ・バルベルデが失敗し、最終的に1-1のドローで終わった。

新体制の初陣は惜しくも白星スタートとならなかったが、この試合でスタメンを飾ったトレント・アレクサンダー・アーノルドはディーン・ハイセンと共にレアルデビューを果たした。65分にルーカス・バスケスと交代するまで出場したアーノルドはキャリア初の移籍、新天地デビューを英『Daily Mail』にて次のように振り返った。

「クラブを移籍したのは初めてだったので、どんな感じになるかまったく想像がつかなかった。何も期待せずに臨んだ。これは大きな変化で、今までとはまったく違うものだけど、その一瞬一瞬を心から楽しんでいる。頭でも心でも、自分にとって正しい決断をしたと確信している」

「私にとってはとても誇らしい瞬間だった。デビューできたことをとても嬉しく思っている。ほとんどの、あるいはすべての選手が人生で夢見るようなことだからだ。この成果を非常に誇らしく思っているが、もちろん(結果に対して)失望もある。それはマドリードの選手としてのメンタリティから来るものだ」

「すべての試合に勝ちたいし、勝つことを期待している。しかし、新しい監督、新しい選手、新しいアイデアがある。特に後半には良い点もあり、次の試合に勝つための基盤は整った」

一方で同メディアはデビュー戦を終えたアーノルドは自信に欠けていたと厳しい視線を送っている。「おそらく、守備でミスをしたくなかったのだろう」と新天地でのプレイに慎重になっていることへの理解を示しつつ、「彼は自分の好きなように前へ出ようとはほとんどしなかった」とコメント。さらに「ミスを犯さないよう必死になっているように見えた」と消極的な姿勢について言及した。

環境が変わっただけではなく、シャビ・アロンソ監督の下で十分なチームトレーニングが行えていないこと大きく影響しているだろうが、同メディアはリヴァプールで見せていたような攻撃的なアーノルドをこの試合でも期待していたようだ。

レアルでの初戦は引き分けスタートとなったアーノルドだが、リヴァプールを離れるという大きな決断を下した26歳DFの新たな挑戦に注目したい。


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