ホイルンドはデンマーク代表でも“1番手FW”の座が危うく? モナコで大ブレイクのビエレスが猛アピール「追い抜かれようとしている」

デンマーク代表のエースと考えられたホイルンド photo/Getty Images

マンUでの苦戦が代表の序列にも影響

2023年夏にFWラスムス・ホイルンドがマンチェスター・ユナイテッドと契約した時、デンマークサッカー界はホイルンドこそがデンマーク代表のエースになっていくと確信したことだろう。

ホイルンドは19歳だった2022年にデンマーク代表デビューを果たしていて、その1年後にマンU移籍はあまりに順調なステップアップだ。

しかし、この1年半はかなり苦いものとなっている。ホイルンドは今季リーグ戦4ゴールに留まり、今ではデンマーク代表1番手FWの座も危うくなってきているのだ。

強烈なライバルとなるのは、今冬にモナコへ移籍し、リーグ・アンでゴールラッシュを見せたFWミカ・ビエレスだ。ホイルンドとビエレスは誕生日が4日しか違わない同じ22歳で、ビエレスは今季後半戦だけでリーグ・アン13ゴールを記録している。

デンマークは今月10日にリトアニア代表と親善試合を戦っているが、このゲームではホイルンドに代わってビエレスがスタメン入り。ビエレスは12分にいきなりゴールを奪っており、デンマークメディア『Bold』は「ホイルンドは今頃恐怖で震えているに違いない。彼は追い抜かれようとしている」と序列の入れ替えを予感している。

ブレイクしたのはホイルンドの方が早かったが、オーストリアのシュトゥルム・グラーツでの活躍からモナコへとステップアップしたビエレスの方が勢いに乗っているのは明らか。デンマークは他にもヴォルフスブルクFWヨナス・ウィンド、アンデルレヒトFWカスパー・ドルベリらがFWの候補となり、ホイルンドにとっては厳しい状況だ。

ホイルンドは昨夏のEURO2024でセンターフォワード1番手だったが、それを守るには新シーズンにマンUで結果を出すしかない。

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