「現在の欧州で最も優れたテクニシャンの1人」 リヨンで覚醒した21歳の逸材チェルキはワールドクラスのタレントとなるか

リヨンで活躍するチェルキ photo/Getty Images

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ビッグクラブ移籍が迫る

今季リヨンのキーマンとしてリーグ・アンで8ゴール11アシストの数字を残したMFラヤン・チェルキ(21)。その活躍から複数クラブが関心を示すことになり、先日マンチェスター・シティへの移籍が決まった。

チェルキはリヨンのアカデミーで育ってきた選手だが、英『BBC』はその中でも最高傑作の1人になり得ると期待を寄せている。10代の頃からエデン・アザールと比較されるなどテクニックレベルは高かったが、今季はそれに加えて「ボールのないところでのプレイ、戦術理解が進んだ」と評価されている。

左右両足を遜色なく使いこなすのも特長で、今季のリーグ戦ではシュート45本のうち右で22本、左で22本、ヘディングで1本と、左右が全く同じ本数となっているのもその強みを表わしている。フランスのサッカー専門家ジュリアン・ローレンス氏も、その能力を絶賛する。
「今季の彼は素晴らしい活躍を見せた。16歳の頃から、いや、それ以前から右足でも左足でも才能はあった。彼は現在の欧州で最も優れたテクニシャンの1人だ」

アーセナルでもプレイし、リヨンでチェルキとチームメイトのエインズリー・メイトランド・ナイルズも「彼は僕が今まで見た中で最も天性の才能を持つ選手だよ。ボールの魔術師だね。チャンスを掴み、アシストを決め、僕たちを引き上げてくれる。彼は天才だ」と脱帽だ。

昨季は1ゴールしか奪えないなど数字が上がらないところもあったが、今季その課題もクリアした。21歳という年齢を考えれば、まだまだ伸びるだろう。この6月にはフランス代表デビューも果たしており、また1人フランスからスーパースター候補が出てきた。

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