レアル時代に続き、今度は主力として2度目のCL制覇を ワールドクラスのSBに成長したハキミの思い「PSGで初のCL制覇を果たしたい」

PSGでプレイするハキミ photo/Getty Images

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当時はまだ期待の若手だった

2017-18シーズン、レアル・マドリードはチャンピオンズリーグ決勝でリヴァプールを撃破して欧州の頂点に立った。当時は主力ではなかったが、この時の優勝を知るメンバーがいる。

現在パリ・サンジェルマンで不動の右サイドバックとなっているDFアクラフ・ハキミだ。

当時はまだ期待の若手DFの立ち位置だったハキミは、2017-18シーズンのCLに2試合だけ出場。決勝のリヴァプール戦はベンチに入っていなかったが、所属選手としてCLのトロフィーを手にしている。また、同年にはクラブワールドカップの優勝も経験した。
そのままレアルに残る道もあったかもしれないが、当時はダニエル・カルバハルが絶対的な存在だった。ハキミが出番を得るには移籍の選択しかなく、ドルトムント、インテルと経て、2021年よりPSGでプレイしてきた。

26歳を迎えた今ではワールドクラスのサイドバックへと成長し、選手として最も良い時期にある。31日にはCL決勝でインテルと激突することになっており、今度は絶対的主力として自身2度目のCL制覇へ挑むことになる。

「これは特別な決勝だ。インテルのユニフォームを着てスクデットを勝ち取ったことも忘れていないし、インテルのことは常に心の中にある。でも今はPSGの選手であり、彼らを倒すために全力を尽くすよ。インテルは良いチームだし、彼らがビッグクラブを倒すのを見てきた。非常にゲームプランが明確で、良い選手が揃っている。難しいゲームになるだろうから、集中力を高めないとね。そしてPSGで初のCL制覇を果たしたい」(『France2』より)。

ハキミはこのようにコメントしており、右サイドを駆け上がるハキミはPSGにとって重要な存在だ。特にフィジカル部分は圧倒的で、今季のCLでは最速とな36.9km/hの最高速度を記録している。指揮官ルイス・エンリケは攻守にパワフルな動きを求めているが、ハキミはその要求を確実にこなせるキーマンだ。

果たして今回は主力として2度目のCL制覇を果たせるのか。今のハキミは経験豊富なリーダーの1人としてチームを引っ張る立場にある。

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