アーセナルのセットプレイ対策にモナコが“目から鱗”のヒント 「対処法を示したかもしれない」

高身長の選手を揃え、脅威のセットプレイを展開するアーセナル Photo/Getty Images

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セットプレイから多くのゴールを決めるアーセナル

UEFAチャンピオンズリーグ・リーグフェーズ第6節でアーセナルはモナコと対戦し、3-0と勝利を収めた。これで3位に浮上し、決勝ラウンドのストレートインの権利が得られる8位以内に入る公算が高くなった。

モナコはこの試合で敗れはしたが、アーセナル攻略のための重要なヒントを示した可能性がある。英『Daily Mail』は、「アーセナルのコーナーキックを無効にするための新しい戦術」「対処法を示したかもしれない」と報じている。

モナコが何をしたか? それは非常にシンプルだ。コーナーキックの際、モナコはあえて前線に3人の選手を残した。アーセナルはカウンター対策のため選手を後方に多く残すことになり、必然的にコーナーキックを受けるボックス内の人数が減ったのだ。ボールに飛び込む人数が減ったため、アーセナルはGKラドスワフ・マイェツキに十分なプレッシャーを与えることができず、この試合でコーナーキックからの得点は生まれなかった。
まさに目から鱗の対処法だ。プレミアリーグ第15節で対戦したフラムは対照的に、コーナーキックになると10人の選手をボックス内に戻してスペースを消したが、ウィリアム・サリバに同点弾を許したように防ぎ切ることはできなかった。第14節で対戦したマンチェスター・ユナイテッドも同様に多くの選手をボックスに入れて防ごうとしたが、結果はコーナーからの2失点での敗戦となっている。

アーセナルが昨季から数えて23ものゴールをコーナーキックから決めていること、そしてその数はトップリーグでプレイするどのチームよりも8つ以上多いことは話題となっている。多くのチームを悩ませたアーセナルのセットプレイだが、意外な対処法をモナコは示したのかもしれない。




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