バイエルンがムシアラと契約延長に向けた交渉開始 ドイツの至宝と呼ばれる逸材の慰留に全力の方針

バイエルンのジャマル・ムシアラ photo/Getty Images

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現行契約は2026年6月末まで

バイエルン・ミュンヘンがジャマル・ムシアラとの契約延長に向けて動き出した。

2003年2月生まれで現在21歳のムシアラは、2019年7月にチェルシーの下部組織からバイエルンの下部組織に移籍。その後、2020年6月20日に行われたブンデスリーガ第33節フライブルク戦でクラブ史上最年少でのプロデビュー(17歳115日)を達成すると、2021-22シーズンからはレギュラーに定着し、独特なリズムのドリブルを武器にバイエルンの攻撃の中心的存在として活躍。ドイツ代表でも攻撃の牽引役を担い、今夏のEURO2024では大会ベストイレブンにも選出されている。

レヴァークーゼンのフロリアン・ヴィルツと並ぶドイツの至宝と称されるムシアラをめぐっては、レアル・マドリードやマンチェスター・シティといった欧州の複数のビッグクラブが獲得を検討しているとされる。
そのため、バイエルンとしては2026年6月末までとなっているムシアラとの現行契約に代わる長期契約を新たに結んで流出を絶対に阻止する方針のようだ。ドイツ紙『Bild』によると、バイエルンのマックス・エバール取締役とクリストフ・フロイントSDがミュンヘン市内の高級レストランでムシアラと同選手の代理人を招いて食事会を行い、その場で契約延長についても話し合った。給与の金額など具体的なことは提示されなかったが、エバール氏らはクラブにとってムシアラがいかに重要な存在であるかを熱心に説得したという。

ムシアラ本人は自分自身の去就について明言していないが、今季からバイエルンで指揮を執っているヴァンサン・コンパニ監督とは頻繁に試合の映像を一緒に見てパフォーマンスの改善に向けたアドバイスを受けるなど非常に良好な関係を築いていることから、コンパニ体制が長く続くのであればムシアラが契約延長に応じてバイエルンに残留する可能性も十分にあるのではないかとも『Bild』は予想している。

今後も定期的に行われるであろう話し合いを経て、果たしてムシアラはどのような決断を下すのだろうか。 

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