レヴァークーゼンの「不敗神話」を大きく凌駕!? マンCに君臨する“負けない男”

ロドリがピッチに立てば負けないシティ photo/Getty Images

直近の公式戦で70試合負けなし

今季の欧州サッカーもさまざまな話題が生まれたが、特に注目を集めているのがレヴァークーゼンの「不敗神話」だろう。ただ、現在「不敗神話」を持つのは彼らだけではなかった。チームではないものの、レヴァークーゼンの記録を大きく凌駕するのがマンチェスター・シティに所属するスペイン代表MFロドリである。

チャンピオンズリーグではベスト8で姿を消すことになったが、まだリーグ制覇とFA杯優勝の2冠の可能性を残しているマンチェスター・シティ。今季ここまでの戦いを振り返ってみると、PK戦の末にアーセナルに敗れたコミュニティシールドとレアルに敗れたCLは、試合記録としてはドロー扱いのため、公式戦で黒星を喫したのは4つとなっている。プレミアリーグ第7節のウルブス戦、同8節のアーセナル戦、同15節のアストン・ヴィラ戦、カラバオ杯3回戦のニューカッスル戦だ。

ロドリはサスペンションなどの影響もあり、この4試合はいずれも出場していない。一方で、彼が今季ピッチに立った公式戦45試合では、シティは一度も負けていないのだ。なお、ロドリがピッチに立たなかった試合のシティの戦績は9戦5勝4敗となっている。
データサイト『Squawka』によると、昨季を含めるとロドリが出場した直近の公式戦で、シティは70試合も負けなし。最後に敗れたのは2023年2月5日に行われた昨季第22節のトッテナム戦で、日数にしてすでに「448日間」も不敗神話が続いているという(最新試合のノッティンガム・フォレスト戦までの日数)。

チームで負けていないのと個人で負けていないのでは、意味も大きく変わってくるため、あまり比べられるものではないかもしれないが、レヴァークーゼンの不敗神話が「46試合」ということを考えると、ロドリのシティでの存在がいかに大きいかが見てとれる。

『Squawka』も「彼とレヴァークーゼン、どちらが先に負けるんだろうか?」と投げかけていた。史上初のプレミアリーグ4連覇とFA杯2連覇の2冠を目指す上で、“負けない男”のロドリがキーマンとなるかもしれない。

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