PK譲りは2点差でやることじゃない“舐めプ”だった プレミア10連勝も完璧主義者のペップはご立腹

完璧主義者のペップ photo/Getty Images

「2-0 の場合、特にイングランドでは、終わってはいない」

プレミアリーグ第34節でリーズと対戦したマンチェスター・シティはMFイルカイ・ギュンドアンの2ゴールもあり、勝ち点3を手にした。リーズは新指揮官サム・アラダイス監督の初戦ということもあり、ペップ・グアルディオラ監督は警戒していた。

CLラウンド4・1stレグのレアル・マドリード戦に向けて多少のメンバーを入れ替え、挑んだリーズ戦。終始試合はシティペースで進み、危なげなく試合を終えるかと思われた。しかし試合後のペップの顔には不満が爆発していた。その理由は84分にMFフィル・フォーデンがドリブルをファールで止められ、PKを獲得したシーンにある。

シティのPKキッカーはFWアーリング・ハーランドかFWリヤド・マフレズが務めることが多い。しかしこの日キッカーを務めたのはギュンドアンだ。ここまで2得点を決めたこともあり、彼にキッカーを譲ったのだ。結果的にギュンドアンはPKを失敗。その約1分後、リーズに失点を許し、試合を一気に難しくしてしまったのだ。英『BBC』によると、ペップはハーランドが蹴るべきだったと考えているようだ。
「試合は終わっていない。(PKを譲ったことは)アーリングがいかに素晴らしく寛大であるかを示している。残り10分で4-0ならOKだ。しかし、2-0 の場合は? 2-0 の場合、特にイングランドでは、終わってはいない」

ギュンドアンに譲ったハーランドを賞賛しつつ、サッカーにおいて最も怖いスコアである2-0の場面でやることではなかったと語っている。シティは実際に3点目を決めることができず、失点を許し、試合の終わりを難しくしてしまった。CLで戦うレアルはこういう細かいミスを見逃すだろうか。シティの選手たちはこの教訓を次に生かしたい。

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