テン・ハーグ監督には上空にも味方がいる 好調マンUをリアルタイムでサポートするD・フレッチャーらの分析班

テン・ハーグ監督率いるコーチ陣をD・フレッチャー擁する分析班が上空からサポートしている photo/Getty Images

交代策もハマっている最近のマンU

ピッチ内だけでなく、ピッチ外の戦力も強化していることがマンチェスター・ユナイテッド好調の一つの要因となっているのかもしれない。エリック・テン・ハーグ監督には上空からチームをサポートしてくれる心強い味方がいる。

現在プレミアリーグ3位を走るなど上昇気流に乗っている今季のマンU。24日には強敵バルセロナを下してヨーロッパリーグベスト16進出を決めており、27日にはカラバオカップ決勝でニューカッスル・ユナイテッドと対戦。FAカップでも勝ち残っており、4つの主要タイトル全てが狙える状況だ。

英『Daily Mail』によると、フットボールディレクターのジョン・マータフ氏はクラブがリヴァプールやマンチェスター・シティなどといったプレミアリーグのライバルに分析面で遅れをとっていたため、その分野の改善を優先事項に掲げていたそう。その後マンUは新たなアナリストを多数採用し、データサイエンス部門も強化。同部門のディレクターであるドミニク・ジョーダン氏を中心にスカウティングや人材発掘にも力を注いでいるという。
17日に行われたEL決勝トーナメントプレイオフのバルセロナ戦1stレグでは、アナリストを含む数人のマンUスタッフたちがピッチを見下ろせるカンプ・ノウの高所で作業する姿も見られたようだ。テクニカルディレクターのダレン・フレッチャー氏や、ゴールキーパーコーチのリチャード・ハーティス氏、アヤックスでもテン・ハーグ監督の下で働いたアナリストのケビン・ケイジ氏たちが、試合中のビデオやデータを集めてピッチサイドに伝達し、テン・ハーグ監督たちをサポートしているという。

恐らく、27日に行われるカラバオカップ決勝のニューカッスル・ユナイテッド戦でもこの分析班がウェンブリー・スタジアムの高所に位置すると思われるが、これまで通り、データを用いてチームの勝利に貢献することができるか。クラブ一丸となって6年ぶりのタイトルを獲得するマンUの姿に期待だ。

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