「空のトロフィーケース」 敵サポに15年間無冠を煽られるトッテナム

「空のトロフィーケース」を掲げ、トッテナムサポーターを煽るレスターサポーター photo/Getty Images

今季こそタイトルを手にできるか

近年はあと一歩のところでトロフィーを逃すことも多く、2008年のEFL杯以来のタイトル獲得を目指すトッテナム。今季のEFL杯では3回戦で早々と姿を消し、プレミアリーグも既に首位とは12ポイント差と、厳しい状況に追い込まれているが、CLとFA杯ではベスト16までコマを進めており、まだまだタイトル獲得の可能性が残されている。

ただ、BIG6の一角にも関わらず、無冠期間がまもなく15年を迎える。さすがに少々長すぎたか。1-4の逆転負けを喫した11日のレスター戦(プレミアリーグ第23節)では、逆転を喜ぶレスターサポーターがトッテナムサポーターへ向けて「空のトロフィーケース」の写真を高く掲げ、煽っている姿もあった。プレミアリーグ創設以降優勝経験がなく、これまでもライバルのサポーターから無冠をイジられることも多々あったトッテナムだが、今季はスタートから不調で降格圏内と6ポイント差しかなく、残留争いを行っているレスターのサポーターからこのようにイジられるのは、かなり屈辱かもしれない。

なお、レスターはトッテナムがタイトルから遠ざかっているあいだに、プレミアリーグ(2015-16)、FA杯(2020-21)、コミュニティ・シールド(2021)を獲得している。
14日からはついにチャンピオンズリーグの決勝トーナメントが始まった。トッテナムは今季こそタイトルを手にし、自クラブのサポーターたちへ恩返しするとともに、馬鹿にしてきたライバルサポーターたちを見返すことができるのか。

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