早くも“クワラドーナ”爆誕 ジョージアから来た一級品FW制御不能で新生ナポリ止まらない

すでに3ゴール決めたクワラツヘリア photo/Getty Images

ナポリで新たなスーパースター誕生の予感

今夏にロレンツォ・インシーニェ、ドーリス・メルテンス、カリドゥ・クリバリの大黒柱3名が去り、危機感が漂っていたナポリ。しかし、開幕2試合はそんな不安を吹き飛ばす最高の内容だった。

相手がいずれも格下だったことは事実だが、ナポリは開幕戦でヴェローナを5-2、第2節ではモンツァを4-0で粉砕。2試合で9ゴールを奪う大暴れぶりで、現時点では首位だ。

早くもサポーターのハートを掴んだ新戦力がいる。ジョージア代表の21歳FWクヴィチャ・クワラツヘリアだ。
ヴェローナ戦でも得点を決めていたクワラツヘリアは、モンツァ戦でも前半に左斜めの角度からファーサイドへ見事なコントロールショットを決めて先制点を挙げると、後半には同じような角度から今度はシュートフェイントで縦へ切り込んで左足一閃。相手DFの心理を巧みに突いた一撃で、この日は2ゴールを記録した。

英『The Guardian』は、早くもクワラツヘリアを『クワラドーナ』と呼ぶ。もちろんこの名前はナポリのレジェンドである故ディエゴ・マラドーナ氏をイメージしたところからきている。開幕2試合だけで判断するには早すぎるかもしれないが、クワラツヘリアの獲得は大ヒットかもしれない。

さらにモンツァ戦では新加入の韓国代表DFキム・ミンジェがヘディングゴールを決めており、クリバリの後釜としてこちらも悪くないスタートだ。

ナポリは他にもサッスオーロからFWジャコモ・ラスパドーリ、ヴェローナからFWジョバンニ・シメオネ、トッテナムからMFタンギー・エンドンベレをレンタルで迎えており、戦力は充実してきている。

ここにFWヴィクター・オシムヘンやMFスタニスラフ・ロボツカらが絡む陣容はなかなか脅威で、この2試合でナポリへの視線が大きく変わったサッカーファンも多かったのではないだろうか。

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