アーセナルの本命はネトではなくザハ? クリスタル・パレスで“433試合”に出場したドリブラーを引き抜けるか

ザハはアーセナルにステップアップできるか photo/Getty images

即戦力として計算できる

残りの短い移籍期間でサイドアタッカーの獲得を目指すアーセナル。候補としてはウルブズのペドロ・ネトの名前が報じられたが、ウルブズは今夏ネトを放出するつもりはないようだ。移籍するのであれば高額な移籍金をアーセナルに要求すると考えている。

英『football.london』はクリスタル・パレスのウィルフレッド・ザハも候補の一人であると報じている。

パレスのアカデミーで育ち、マンチェスター・ユナイテッドにステップアップした過去を持つザハ。しかしトップチームで出場機会は得られず、再びパレスでプレイしている。パレスでの在籍年数は長く、キャリアの中で433試合に出場して86ゴール73アシストを記録。近年は安定した成績を残しており、18-19シーズンに10ゴール、20-21シーズンに11ゴール、昨季は14ゴールと年々数字を伸ばしている。
ここ数年アーセナルは若手中心の補強を積極的に行っており、ザハは29歳と対象外のように思えるが、同紙はザハがアーセナルにピッタリな人材だと主張している。2019年にアーセナルは一度獲得オファーを提示しているが、その際はパレスが拒否している。

両サイド、センターフォワードでプレイ可能なアタッカーで、昨季は左サイドを本職としている。スピードとテクニックを生かしたドリブラーで、昨季はアラン・サン・マクシマン、アダマ・トラオレ、ドワイト・マクニールに続くプレミア4位となる75回のドリブルを成功させている。若手時代はプレイに一貫性がないと批判されていたが、歳を重ねるごとに洗練されており、今では押しも押されもせぬパレスのエースだ。

パレスはパトリック・ヴィエラ就任後、ハイプレスをチームの武器としている。もちろんザハもハイプレスを行っており、同じ戦術を扱うアーセナルと相性がいい。今季で契約が切れることになっており、ネトや以前ターゲットであったレヴァークーゼンのムサ・ディアビほど高額な移籍金はかからないはずだ(データは『SofaScore』より)。

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