江坂任からユンカーで2ゴール 好調・浦和レッズを加速させる攻撃ユニットの復調

2人の復調が浦和の攻撃に厚みを持たせる photo/Getty Images

ジョホールに2得点を奪ったコンビ

浦和レッズはAFCチャンピオンズリーグの決勝トーナメント1回戦で、ジョホール・ダルル・タクジムFCと対戦し、5-0で勝利した。準々決勝では手倉森誠監督率いるパトゥム・ユナイテッドと対戦することが決まっている。

この試合で後半に2得点を奪ったのがキャスパー・ユンカーだ。どちらも江坂任のアシストからの得点であり、コンビ復活を期待させる2ゴールだった。

前半で3ゴールを奪って試合を優位に進めていた浦和。しかし後半は前線から積極的にプレッシングをかけ、攻勢に出るジョホールに受け手に回る時間も少なくなかった。
しかし前がかりになった相手の裏を見逃さなかったのが江坂の技術とユンカーのスピードだ。3点リードで迎えた84分、江坂のラストパスに飛び出したユンカーがGKとの1対1を冷静にゴールへ流し込んで追加点。後半アディショナルタイムにも江坂のパスからユンカーが決めて5-0と圧倒した。

今季は開幕からケガに苦しみ、昨季ほどのインパクトを残せていないユンカー。それでも磐田戦に続くゴールで昨季のような得点感覚を発揮し始めている。その陰には江坂の存在も大きい。

巧みな動き出しでフリーでボールを受け、正確なパスでお膳立てする江坂とユンカーのコンビは非常に強力で、昨季も浦和の大きな武器になっていた。その2人がACLで調子を上げることができれば、J1終盤戦に向けても非常に重要なピースとなるだろう。ここまでは松尾佑介と小泉佳穂が前線を務める機会が多いが、加えて江坂とユンカーもユニットも使い分けられることでリカルド・ロドリゲス監督にも攻撃の選択肢が増えていく。

ACLとルヴァンカップの制覇、J1での巻き返しを狙う浦和で、攻撃陣が復調していくことは、勢いを加速していく上で重要なポイントだ。

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