中盤4人のうち3人が欠場も油断できないオーストラリア代表 警戒すべきは前回対戦で直接FKを沈めた男

日本戦で直接フリーキックを沈めたフルスティッチ photo/Getty images

バイタルエリアでの安易なファウルは命取りだ

冨安健洋、大迫勇也、酒井宏樹、前田大然の4人を欠いた状態でアジア最終予選のオーストラリア戦に臨む日本代表。冨安は前回の代表戦に続き連続での招集外であり、なかなか万全の状態で試合を戦うことは難しい。

苦しいのは日本代表だけではないようで、24日に日本と戦うことになっているオーストラリア代表も主力を欠く中で日本戦に臨むようだ。

特に中盤は離脱者が多い。17日のメンバー発表の時点で、上海海港に所属するアーロン・ムーイに新型コロナウイルス陽性反応が出てしまい招集外となった。さらにここまでの最終予選全試合に出場しているザンクトパウリのジャクソン・アーバインも陽性反応が出たという。彼らに加えてセルティックでは前田らとチームメイトであるロギッチも負傷での招集辞退も発表されており、中盤では3人の主力が起用できないアクシデントに見舞われている。
日本との前回対戦で出場した中盤4人のうち3人が欠場とオーストラリアの戦力ダウンは否めず、今回はより楽な戦いができると予想できるが、それでもフランクフルトで鎌田大地らとプレイするアルディン・フルスティッチは今回呼ばれている。

フランクフルトでは控え中心となっている選手だが、日本との前回対戦では直接フリーキックを決められている。幸い、その後浅野拓磨がゴールを決めたことで2-1と勝てたが、こういった重要な一戦でフルスティッチのような武器がある選手は驚異的だ。彼も決めたことで日本戦はより自信を持って試合に臨んでくるはずだ。

負傷者続出の日本代表よりも悲惨な状態となってしまっているオーストラリア代表。それでも、アジアトップレベルのチームであることは間違いなく、特に中盤のフルスティッチには要注意だ。

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