T・エルナンデス不在の穴を見事に埋める活躍 ミランの危機を救った万能のベテラン戦士

エンポリ戦でに左SBとして出場したフロレンツィ photo/Getty Images

左サイドバックもそつなくこなしてみせた

2021-22シーズンのスクデット獲得に向けて、ACミランで懸念点の一つとなっていたのが“テオ・エルナンデスの控え問題”だ。攻撃力抜群のレフティーが出場できれば何も心配なことはないのだが、彼が欠場した際の穴が大きすぎる。フォデ・バロ・トゥレもまだ信頼できるレベルにないことから、そういった指摘はかねてより現地メディアの間で散見されていた。

しかし、今後はもしT・エルナンデスが不在となっても、頼れるベテラン戦士がその穴を埋めてくれそうだ。現地時間12日に行われたセリエA第29節のエンポリ戦にて、超攻撃的SBの穴を埋めたのはDFアレッサンドロ・フロレンツィ(31)だ。

普段は右SBを主戦場としているものの、この試合では累積警告で出場停止となったT・エルナンデスの代役として左サイドに入ったフロレンツィ。すると、同選手は不慣れなポジションながらもまずまずのパフォーマンスを披露。積極的な姿勢で中央に切り込むドリブルや、前線のラファエル・レオンとの絡みからフィニッシュまで持っていくシーンも散見されるなど、代役としては及第点の出来を見せてくれたと言っていい。細かな部分で物足りない面はあったかもしれないが、そのプレイぶりにはデータサイト『SofaScore』も「7.7」という高い評価点をつけている。
エンポリ戦で見事にT・エルナンデスの代役を務め上げてみせた万能のベテラン戦士。夏の移籍市場では再び補強について考えなければならないだろうが、今季終了まではT・エルナンデスに万が一のことがあってもその穴はフロレンツィが埋めてくれそうだ。

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