得点数はトップ5なのに失点数がワースト5 課題が浮き彫りとなるラツィオ

今季からラツィオの指揮官を務めるサッリ photo/Getty Images

今冬の補強が鍵か

ラツィオは9日、セリエA第21節でインテルとアウェイで対戦し、1-2の敗戦を喫した。この結果、ウィンターブレイク明けから2試合白星なしと、なかなか浮上のきっかけを掴めずにいる。

今季から新たにマウリツィオ・サッリを指揮官へ迎え入れたラツィオ。開幕2連勝を飾ったものの、その後は勝ち点を取りこぼしてしまう試合も多く、21試合消化して8位(9勝5分7敗)に沈んでいる。リーグ戦も後半戦に入ったため、そろそろしっかり勝ち点を積み上げていきたいところではあるが、苦しい状況が続いているのだ。

チームの課題はやはり守備面か。ここまでリーグ4位となる得点「43」を記録しており、攻撃面はしっかり結果を残している・ただ一方で、失点はワースト5位タイとなる「39」。2022年に入ってからの2試合でも合計5失点、これまでの試合を振り返ってみてもクリーンシートがわずかに「2」と、守備面で安定感を欠いてしまっている。
実際、サッリ監督もインテル戦後の『DAZN』のインタビューで「我々はどんな試合でも上手に攻撃し、違いを生み出すことができる」としつつも「守備面が不足してる。改善の必要がある」と課題を明かしていた。

そこでキーとなりそうなのが、今冬の移籍市場での補強だ。6日のエンポリ戦で守備の大黒柱フランチェスコ・アチェルビが負傷した影響を含めても、即戦力となるDFの獲得は行いたいところ。左サイドバックの補強として、PSGのDFレイヴァン・クルザワの獲得なども噂されるが、ラツィオが今冬の移籍市場でどのような動きを見せるのかにも注目だ。

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