ペップの求めるSB像に合致する? 人員不足が目立つシティが欲するアヤックスの万能DF

各方面から関心が寄せられているアヤックスのマズラウィ photo/Getty Images

アーセナルが狙っているとの情報も

21-22シーズンの序盤戦が終了し、今季もマンチェスター・シティは好調を維持している。直近のマンチェスターダービーでは2-0で快勝しており、無事勝ち点3を得た。プレミアでは首位チェルシーと勝ち点3ポイント差であり、この調子を継続できればタイトル獲得の可能性は十分にある。

しかし、問題は疲労だ。これはどのクラブにもいえることだが、ビッグクラブになればなるほど代表ウィークでの選手派遣がプレイヤーへの疲労蓄積となり、クラブに影響を及ぼすことになる。代表で負傷すればクラブでも起用ができなくなり、今季はフェラン・トーレスがスペイン代表での負傷後、現在も離脱中だ。

シティとしては特にサイドバックの人員不足が目立つ。本来であればバンジャマン・メンディを加えた体制だったが、現状彼は起用できず、カイル・ウォーカー、オレクサンドル・ジンチェンコ、ジョアン・カンセロの3名でSBを回している。これではリーグ、カップ戦、CLを戦い抜くのは難しく、冬での補強が必要となる。

米『eurosport』によれば、シティはアヤックスのDFヌサイル・マズラウィに関心を寄せているとのこと。同選手はクラブとの契約が今季までとなっており、アーセナルやリーズ、ブライトンとプレミアのクラブが獲得レースに参加している。

元々は中盤を本職としていた選手だが、トップチームでは右サイドバックで起用されている。ビルドアップで強みを出せる選手であり、司令塔となれる現代型のSBだ。前線にオーバーラップした際の選択肢が豊富であり、今季はリーグ戦で4ゴールを決めるなど得点力を持ち合わせている。守備でも対人で隙を見せないプレイヤーであり、ペップの求めるSB像と合致している。

右SBのカンセロが左で起用されてフィットしており、左SBで良い人材がいなければモロッコ代表DFの獲得もありだろう。24歳と若い選手であり、SB人員不足のシティを救うのは彼になるかもしれない。

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