先発わずか1試合もアシスト数はチームトップ 途中出場で横浜FMに勢いを与える“切り札”

途中出場で得点に絡んだ水沼 photo/Getty Images

水沼が3ゴールに絡む

明治安田生命J1リーグ第35節で横浜F・マリノスはFC東京と対戦。攻撃陣が爆発して一挙8ゴールを奪って大勝した。この試合で途中出場ながら、3得点に絡む活躍を見せたのが水沼宏太だ。

5-0と大差が付いていた62分にエウベルに代わって出場した水沼。前半に森重真人が退場し1人少ない相手に対してさらに攻勢を仕掛けると、69分には小池龍太のこの日2点目となるゴールをアシストする。さらに84分には右サイドからクロスを供給してオウンゴールを誘発すると、2分後には自らもゴールネットを揺らした。途中出場から3得点に絡み、チームの大勝をお膳立てした。

途中出場ながら結果を残して自らの存在をアピールした。SBが高い位置を取っていたFC東京に対し、水沼はDFのスペースを突く攻撃を見せて得点を創出。自身も今季3得点目となるゴールを決め、古巣相手に強烈なミドルシュートをお見舞いした。

優勝を掴めなかったが、川崎フロンターレにあと一歩まで詰め寄るほど強さを見せた今シーズンの横浜FM。水沼は今季33試合に出場もスタメンはわずか1試合のみ。それでも8アシストを記録しており、チームトップの成績だ。彼ののような途中出場からでも結果を残せる“切り札”の存在がチームの強さを物語っている。

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