まず守備陣を見てみると、2004-05シーズンにプレミアでたった15失点しかしなかったチームの主力が目立つ。チェフ、カルバーリョ、テリーは鉄板だろう。そこに長くチェルシーの両サイドを支えたイバノビッチとA・コール。盤石すぎて手の加えようがない最終ラインだ。対抗できるとすれば、現キャプテンのセサル・アスピリクエタくらいのものか。
中盤はその人の好みが出やすいだろう。とはいえ、カンテは近年この手のベスト11では鉄板となりつつある。少し意外なのはセスクで、クロード・マケレレが選外となっているのはちょっとしたサプライズと言えるか。ランパードは安定の選出だ。
最後は前線。こちらも順当なレジェンドが2人選ばれており、ドログバとアザールは鉄板のチョイスと言える。彼らとトリオを形成するのはロッベンだ。チェルシーのベスト11は2トップを採用する人も多いが、カンディ氏は3トップを選択した関係上、ジエゴ・コスタらよりもこのオランダ人をチョイスしたようだ。
見れば見るほど、豪華な選手が揃っていたことが窺えるチェルシー。今のチームにも優秀な選手が揃っているだけに、この先ベスト11がどう変わっていくのかが楽しみだ。
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