期待の”7番”が1試合に30回を超えるボールロスト…… マンUのNewスターが大苦戦

思うような結果が出ないA・サンチェス photo/Getty Images

ボール持つたびに特別なプレイを狙っているようにも

今冬にアーセナルから獲得したFWアレクシス・サンチェスは、マンチェスター・ユナイテッドの救世主になってくれるはずだった。アントニー・マルシャル、マーカス・ラッシュフォードの若手2人を上回る得点力があり、トップレベルでの経験も豊富だ。すぐに左サイドのポジションを2人から奪う格好となったわけだが、ここまで期待に応えているとは言い難い。

気になるのはボールロストの数だ。サンチェスは様々なところに顔を出してボールに触れているが、ややボールを持ちすぎて相手に挟み込まれてしまうシーンも目につく。英『sky SPORTS』のデータでは、2月に入ってからのハダーズフィールド・タウン戦、ニューカッスル戦では計36度のボールロスト、0-2から大逆転勝利を飾った先日のクリスタル・パレス戦では34度のボールロストがあった。

サンチェスが特別な能力を持った選手なのは間違いないが、ボールを持つたびに状況を変えるスーパープレイを披露しようと考えているようにも見える。よりシンプルに素早くボールを回していけば効果的にチームメイトと絡めるはずだが、マンUを特別な次元へと導こうと意気込みすぎているのか空回りしている感は否めない。
同メディアはサンチェスをどう起用するのがベストなのかと伝えているが、ジョゼ・モウリーニョは答えを見つけられるだろうか。サンチェスが加わったことでチームのベストイレブンが分かりにくくなっており、今の状況のままチャンピオンズリーグで上位を狙うのは難しいかもしれない。

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