思うようなパフォーマンスできず
今冬にプレミア・チャンピオンシップ(イングランド2部相当)に所属するリーズ・ユナイテッドに移籍し、そこからスペイン2部のクルトゥラル・レオネサにレンタル移籍した日本代表MF井手口陽介にとって今節のラージョ・バジェカーノ戦はスタメンとしてアピールする絶好の機会だった。
ところが井手口は前半45分間だけで交代となってしまい、アピールは失敗に終わった。クルトゥラル・レオネサに移籍してから常に井手口に注目してきた英『HITC』もこれを取り上げており、スペインでのキャリアが上手くいっていないことを伝えている。
井手口にはリーズもクルトゥラル・レオネサも高い期待をかけており、ラージョ戦前にもクルトゥラル・レオネサ指揮官ルベン・デ・ラ・バレラが過剰な期待をかけるべきではないと忠告したほどだ。しかしラージョ戦で井手口はその大きい期待に応えることができず、ロシアワールドカップが迫る中で苦戦している。
同メディアは「先発デビューの機会をふいにした。長期的な期待をかけるリーズにとって悪い前触れ」と伝えており、早い段階で交代させられたことを嘆いている。まだ21歳と若いため焦る必要はないが、リーズはスペインで思うようにいっていない井手口のことを気にかけていることだろう。順調にステップアップしてプレミアリーグなどトップリーグで活躍してほしいところだが、井手口はクルトゥラル・レオネサで自身の価値を改めて証明できるか。