久保裕也の勢いは完全にストップした 昨季とは違うヘントの”エース”に厳しい視線

ヘントのエース・久保に陰り photo/Getty Images

日本代表のポジションも危うい

昨季あれだけ話題になったヘント所属の日本代表FW久保裕也の勢いに陰りが見えている。久保は昨年の冬にヘントへ加入し、その直後から驚異のゴールラッシュを披露して誰もが認めるヘントのエースになった。ベルギー国内でも久保の評価は高く、MVP候補との声もあった。しかし、今季は思うような活躍が出来ていない。

チームは4位とまずまずの位置にはいるが、久保はリーグ戦25試合消化時点で6得点と勢いが出ていない。昨季はプレイオフを含め短期間で11得点を稼いでいただけに、今の数字は納得のいくものではないだろう。ベルギー『HLN』も、久保がヘントの問題になっていると指摘している。

同メディアは「昨季の久保はヤングボーイズからやってきてすぐにチームの中心人物となったが、完全にストップした。試合の大部分で消えていることもある」と伝えており、日本代表アタッカーの影響力は落ちてきている。
しかも同メディアはチームメイトの中に久保への不満を抱いている者もいるとまで伝えており、チームのことより自身のことを優先しがちとの意見まで浮上しているという。指揮官のイヴ・ヴァンデルハーゲにロッカールームの雰囲気を注視するよう警告までしており、現在のヘントと久保の状況は穏やかではない。日本代表でもやや存在感が薄くなり始めており、ロシアワールドカップ行きが保証されているとは言えない。昨季のような活躍ができれば代表入りも確実なのだが、久保はもう1度ペースを取り戻せるのか。

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