再びのキッカー騒動、カードトラブル、派手なオフ 気になるスーパースター・ネイマールの不安定さ

PSGで躍動するネイマール photo/Getty Images

スペイン紙は獲得にリスクがあったと振り返る

昨夏パリ・サンジェルマンがバルセロナから引き抜いたFWネイマールは、ここまで期待通りのパフォーマンスを見せている。順調に得点を重ね、魅せるプレイでサポーターを沸かせるなどスーパースターらしい遊び心もある。クラブの価値を高めるうえでネイマールの獲得は成功だったと言えるはずだ。

しかし、若きスーパースターはやや不安定なところがある。今季開幕当初は昨季までチームのエースだったエディンソン・カバーニとフリーキック、PKのキッカーを巡ってトラブルとなり、ドレッシングルームの関係が疑問視される事態となった。先日8‐0で大勝したディジョン戦でも終盤に獲得したPKをネイマールが担当したが、カバーニはズラタン・イブラヒモビッチが持つクラブ通算得点記録156ゴールに並んでおり、PKは記録を更新する最大のチャンスだった。サポーターの中にはカバーニにキッカーを譲ってほしいと考えていた者も多いようだが、ネイマールはお構いなしにPKを担当。1度は沈静化したキッカー問題に再びスポットが当てられることとなった。

スペイン『MARCA』はネイマールの獲得がなぜハイリスクだったのかを示していると伝えており、ここまでトラブルが多かったと捉えている。マルセイユ戦では上手くいかないフラストレーションからルーカス・オカンポスを押してしまい、退場処分も受けた。試合中にイライラして余計なカードを受けてしまうのはネイマールの悪い癖でもある。
また、派手なオフの過ごし方も注目を集めている。今冬のオフには崖から海へダイブする映像をSNSで紹介していたが、クラブ側は怪我のリスクがあると不安視していた。

PSGでもすっかり王様となり、今後のサッカー界の主役となるネイマールは余計なことで注目されることも増えた。注目されるのもスターになった証と言えるが、同メディアはトラブルが多いと捉えているようだ。

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