R・シルバ離脱について浦和の強化本部長が言及「こういうことがあるとは考えていたが……」

メディカルチェックを受けるため、チームを離脱したラファエル・シルバ photo/Getty Images

今後の補強も示唆

浦和レッズは17日、昨年のアジア制覇の立役者であるFWラファエル・シルバが、中国への移籍へ向けてチームを離脱することになったと発表した。これを受けて、翌日にクラブの強化本部長を務める山道守彦氏がインタビューに応じ、今回の件について口を開いた。

クラブの公式サイトによると、まず今回の経緯について「我々も移籍補償金というものを設定している選手でした。それは当然億単位の大きさですけど、ACLであれだけ活躍していた選手だったので、中国であればこちらの移籍補償金も出せるという中で、こういうことがあるとは考えていました。ただ、その中での外国籍選手の陣容を敷いていたつもりです。もちろん、このタイミングというのは急でしたし、驚きもありました」と語っている。

さらに、オファーについて「月曜日の15日に一報を受けました」と明かしつつ「その後、移籍補償金のレターを受けた中で、満額の支払いということだったので、本人が行きたいということであればいたしかたない。我々よりも全然よい条件だったようですし、彼自身がやはり家族、親戚一同を養っていかなくてはいけない、という言葉もあったので、そういう運びになった」と話した。
そして「サッカーの世界やプロの世界、大リーグでもそうですけど、突然ロッカーからいなくなるということもある世界。もちろん、タイミング的にどうかという部分で苦しいところはありますけど、では原口がいなくなったとき、関根がいなくなったときに結果がまったく出なかったかというとそんなことはない。ですから抽象的な話になりますが、それぞれががんばるということだと思う」と述べている。

ラファエル・シルバが抜けることで、今後の補強について「やれることはやる。当然、移籍補償金があるわけですから、それに対して最大限の努力はしますし、選手、チームにも勝つために最大限の努力はすると伝えている。もちろん成就できるかはわかりませんが、ベストを尽くすし、努力をし続ける」とコメント。

その上で「外国籍選手かもしれないし、アジア枠の選手なのかもしれないし、提携国枠の選手なのかもしれないし、日本人で海外にいる選手なのかもしれないし、チームに乗り切れていない選手というのもあるでしょうし、いろいろな選択肢が。やはり2月24日が開幕になるので、そこからの逆算で合流は早いほうがいいですし、かといって、このレベルに満たない選手を数あわせでとっても意味がない。慌てずにやらなければいけない」と触れている。

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