メッシはベストイレブン、C・ロナウドはワーストイレブンに 明暗分かれた”世界最高の2人”

レアルで大苦戦のC・ロナウド photo/Getty Images

今季は大きな差がつくシーズンに

バルセロナFWリオネル・メッシとレアル・マドリードFWクリスティアーノ・ロナウドの間にこれほど大きな差が出来てしまったことはあっただろうか。2人はここ10年間世界最高の座を争ってきた間柄だが、彼らの評価が10年間高かったのは一貫性があったからだ。大きな怪我も少なく、シーズンによって成績が大幅に変化することもない。しかし、今季は驚くほどの差が生まれてしまった。

注目したいのがスペイン『MARCA』のアンケートによって決定した今季現時点でのリーガ・エスパニョーラ・ベストイレブンだ。ベストイレブンの方には無敗の首位バルセロナから何と8人も選ばれており、GKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲン、DFジェラール・ピケ、サミュエル・ウムティティ、ジョルディ・アルバ、MFセルジオ・ブスケッツ、アンドレス・イニエスタ、ルイス・スアレス、リオネル・メッシが入っている。その他の3人はバレンシアのコンサロ・グエデス、MFダニエル・パレホ、レアル・ソシエダDFアルバロ・オドリオゾーラが選ばれている。

一方、今回同メディアはワーストイレブンも紹介している。そこには4位と大苦戦するレアル・マドリードから4選手入っている。ダニエル・カルバハルが離脱していた間右のサイドバックを担当したアクラフ・ハキミ、今季守備面の問題を指摘されている左サイドバックのマルセロ、得点数が少ないと批判され続けるFWカリム・ベンゼマ、そして最後の1人はサポーターの期待を大きく裏切っているエースのクリスティアーノ・ロナウドだ。ベンゼマ、ロナウドとBBCの2枚が選出されていることは何とも特徴的で、メッシとロナウドがベストイレブンとワーストイレブンに分かれて選ばれるなど非常に珍しい。
その他ワーストイレブンには、リーグ最多となる46失点を喫するラス・パルマスからGKレアンドロ・キキツォラ、DFマウリシオ・レモス、ビジャレアルDFルベン・セメド、バレンシアMFネマニャ・マクシモビッチ、アトレティコ・マドリードMFニコラス・ガイタン、すでにアラベスとの契約を解除したMFエンツォ・ジダン、バルセロナでネイマールの穴埋め役にはなれなかったバルセロナFWジェラール・デウロフェウが選ばれている。

レアルからワーストイレブンに4人も選ばれているのは実に不思議だ。それだけチーム、個人に問題がある理由であり、今季はメッシとロナウドでも大きく評価は異なっている。

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