ドルトムントの天才、スピードスターから17歳の新星まで! 2018年のブンデスリーガは彼らに注目だ

怪我からの復帰を目指すロイス photo/Getty Images

W杯イヤーでブレイクを果たすのは誰だ

ついにワールドカップイヤーを迎えた。ここから半年間は2018ロシアワールドカップへ向けて選手たちも代表入りを目指して熾烈なアピール合戦を繰り広げることになるだろう。ワールドカップが終わってからも、4年後の主役候補となるフレッシュな若手が伸びてくるかもしれない。いずれにしてもワールドカップイヤーにはサッカー界を盛り上げてくれるであろうタレントが出てくることに期待がかかる。

そこでブンデスリーガ公式は、2018年にブンデスリーガで注目すべき選手をまとめている。若手だけではなく、今季前半戦を怪我で棒に振ってしまったベテラン選手たちも同様だ。ブンデスリーガはウィンターブレイクが長いため1月12日からの再開だが、その前に今年の注目選手を予習しておくのも良いだろう。

まず最初に注目されているのは怪我から戻ってくる選手たちだ。世界で最も激しいメンバー争いが繰り広げられるドイツ代表からは、昨年5月のDFBポカール決勝で膝の十字靱帯断裂の大怪我を負ったドルトムントFWマルコ・ロイス、左足の骨折からピッチに戻ることができていないバイエルンGKマヌエル・ノイアーの復帰が迫っている。ノイアーはワールドカップには確実に間に合うと自信を見せており、ロイスも2月か3月に復帰予定だ。代表の絶対的守護神であるノイアーはもちろん、ドイツ代表の中でも特別な才能を持つロイスの復帰は非常に楽しみだ。
同じくケルン所属のドイツ代表DFヨナス・ヘクターの復帰も近づいている。ヘクターは今季開幕直後に靭帯結合部を負傷し、そこから離脱が続いていた。しかしすでにチームトレーニングに戻ってきており、代表の左サイドバックのポジション確保を目指して勝負の2018年となる。

若手の成長にも注目だ。ヴォルフスブルクではFWマリオ・ゴメスが古巣シュツットガルトに復帰したことで、リヴァプールからレンタル移籍しているFWディボック・オリギの重要度が増すのではないかと期待高まっている。ロシア行きを決めているベルギー代表入りも狙いたいところで、今季後半戦から分かりやすい結果が求められている。

さらに若いところでいくと、酒井高徳と伊藤達哉が所属するハンブルガーSVでは2000年生まれの17歳FWヤン・フィーテ・アープの大ブレイクにも期待がかかる。すでにクラブで出場機会を得ているフィーテ・アープは、ドイツの世代別代表にも選ばれている期待のアタッカーだ。今年のワールドカップ行きは難しいが、4年後の主役候補として注目しておくべき存在だろう。

また今年1月からブレーメンに加わることになっているU-17アメリカ代表FWジョシュ・サージェントも注目タレントに挙げられている。昨夏に行われたU-17ワールドカップにも出場しており、ドルトムントのクリスティアン・プリシッチに続くアメリカ人選手のブレイクに期待がかかる。

今季前半戦から興味深いパフォーマンスを披露していた選手の中からは、レヴァークーゼンFWレオン・ベイリーもチェックしておきたい。スピード自慢のジャマイカ人アタッカーは、すでにリーグ戦で6得点と結果を出しており、アーセナルなどビッグクラブが関心を強めている。

またホッフェンハイムで活躍し、先日バイエルン入りが決まったドイツ代表FWサンドロ・ヴァーグナーがロベルト・レヴァンドフスキのバックアッパーとしてどこまでやれるかにも同メディアは注目している。ヴァーグナーはこれまで目立ったキャリアを歩んできたわけではないが、2009年にはメスト・エジルやマッツ・フンメルスらとともにU-21欧州選手権を制している黄金世代の1人だ。それが国内王者であるバイエルンでどこまでやれるのかは興味深い。ドイツ代表にとってもヴァーグナーの高さは貴重なオプションとなるはずで、ワールドカップへ向けたサバイバルだ。

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