“伝説MF”ジェラードが考えるポグバの数少ない弱点 「私も現役時代に同じ指摘を受けた」

ポグバの数少ない弱点とは photo/Getty Images

セントラルMFとしてバランスを考慮すべきか

マンチェスター・ユナイテッドMFポール・ポグバはテクニック、パワー、スピード、得点力、パスセンスなどあらゆる能力を高いレベルで備えている世界トップクラスのMFだ。攻撃的なMFとして目立った弱点はほとんどないように見える。

しかし、元リヴァプールMFスティーブン・ジェラード氏は何かケチをつけるなら前線に上がりすぎではないかと指摘している。英『BT Sport』によると、ジェラード氏もポグバの実力は認めている。優れたビジョンがあると称賛しており、ほとんど欠点はないとの見方だ。しかし何か批判する材料があるとするなら、自身と同じく守備のことを考えずに前線へ上がりすぎる部分だと指摘した。

「ちっぽけな批判があるとするなら、彼は少しばかり前線に上がる機会が多すぎるんじゃないかと思う。彼がセントラルMFでプレイしている場合、マティッチを危険にさらすことになる。私も現役時代にハマンやシャビ・アロンソとセントラルMFを形成していた際に同じような指摘を受けたことがある。私は常に相手のボックスに入ろうとしていたけど、経験と年齢を重ねて成熟し、前線に上がる時を選ぶようになったからね」
ジェラード氏も若い頃は中盤から積極的に前線へ飛び出し、決定的な仕事をしてきた。セントラルMFにしては得点数も多く、ジェラード氏も目立った欠点のない完成されたMFだった。しかし何度か上がりすぎと指摘されたこともあるようで、自身の若いころとポグバを重ねているようだ。

マンUはポグバの攻撃参加を促す意味でも守備的MFとしてネマニャ・マティッチを配しているが、ポグバはもう少しバランスを考慮すべきなのだろうか。

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