元日本代表DF山田卓也、21年間の選手生活にピリオド「全てが私の財産」

東京V時代の山田。フレンドリーマッチであのジダンとマッチアップも photo/Getty Images

今季限りで現役引退へ 

JFLのFC今治は23日、元日本代表DF山田卓也が2017シーズン終了をもって現役を引退することになったと発表した。

現在43歳の山田は、かつてジーコ監督のもとで日本代表の一員としてプレイ。東アジア選手権に出場するなど、これまで4キャップを記録していた。一方クラブでは、1997年にヴェルディ川崎(現東京V)でプロとしてのキャリアをスタートさせると、セレッソ大阪や横浜FCなどを経て、2010年に自身初の海外挑戦を決断。アメリカのFCタンパベイに加入し、5シーズンにわたって100試合以上に出場している。その後、2015年に日本へ復帰を果たし、今治と奈良クラブでプレイしたのちに、今年8月に今治に復帰していた。

そんな山田はクラブの公式サイトを通じて「このたび私、山田卓也は現役を引退することを決断致しました」と表明。そして「2017年シーズンは怪我に苦しみ、満足が出来るパフォーマンスは出来ませんでしたが、多くの方に支えられ最後まで希望を捨てずにチームに貢献出来るようチャレンジ出来たことに感謝しています」と悔しさをにじませつつも感謝の意を述べている。
さらに「沢山の悔しい思いや、喜びの瞬間を味わうことが出来た21年間の選手生活でした。サッカーを通して分野を問わず沢山の仲間に恵まれ、その全てが私の財産となりました」と現役生活を振り返った上で「今後は今までの経験を生かせていけるよう、様々なことに挑戦、勉強をし、サッカー界はもちろん世の中の役に立てるように邁進していこうと思います」と語った。

そして最後に「良い時も悪い時も叱咤激励してくださったサポーターの皆さん、多くのサッカー関係者の皆さんに感謝の意を表します。自然や景色、美味しい食材、暖かい人に溢れる大好きな今治の地で引退が出来たことを嬉しく思います。熱いまなざしと熱い声援をありがとうございました」と改めて感謝の気持ちをあらわにしている。

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