注目選手に大迫と武藤
現地時間16日からついにアジアチャンピオンズリーグエリート(ACLE)のファイナルズが開催される。今大会も昨年同様、準々決勝からはサウジアラビアで開催され、準々決勝、準決勝、決勝と全て一発勝負で行われる。
今回のファイナルズに、東地区からヴィッセル神戸、町田ゼルビア、ブリーラム・ユナイテッド(タイ)、ジョホール・ダルル・タクジムFC(マレーシア)の4チームが進出。特に現在、J1百年構想リーグWESTで独走する神戸に米メディア『ESPN』が注目しており、ファイナルズに挑む全8チームを分析した上で神戸を「東地区の代表として旗を掲げるチームがあるとすれば、その最有力候補はヴィッセル神戸だろう」と評価している。
東地区のリーグステージを2位で突破し、ラウンド16ではFCソウルを2戦合計3-1で下して今回のファイナルズに進出した神戸。「2010年代後半に巨額の資金を投じてアンドレス・イニエスタや、ダビド・ビジャ、ルーカス・ポドルスキといったスター選手をJ1リーグに引き入れたことで、日本サッカー界屈指の名門クラブへと成長を遂げた」と紹介し、実力について「彼らのアジアの舞台での実績は十分に物語っており、東地区の4クラブの中で、過去にACLの準決勝に進出した経験があるのは彼らだけだ」と言及した。
続いて「興味深いことに、世界的に有名な選手を擁する西アジアのクラブとは対照的に、ヴィッセルの成績は主に日本人選手たちの活躍によって左右されている」と見解。注目選手に元日本代表のFW大迫勇也とFW武藤嘉紀の2人を選出し「彼らはワールドカップ出場経験を持ち、ヨーロッパのトップ5リーグでもプレイした。大迫は5月に36歳になり、武藤はわずか2歳年下だ。年齢による衰えは否めないものの、調子の良い日には彼らで勝利を掴む力を持っている」と分析した。
国内の「J1百年構想リーグ」でも好調を維持している神戸。しかしこれから対戦する相手は、かつて欧州のトップレベルで名を馳せた選手たちを擁するチームであり、さらにサウジアラビアという西地区に有利な環境の中でアジアの頂点を目指すことになる。過酷な条件が待ち受けているが、それでも『ESPN』は過去10年間で日本勢は3度アジア王者に輝いている事実に触れた上で、次のように指摘している。
「端的に言えば、各グループの首位に立ったチームだけが優勝のチャンスを掴むことができる。ヴィッセルが優勝争いに加わる可能性は十分にある。彼らはは今度こそ自分たちの番だと期待しているだろう」
そんな神戸は日本時間明日午前1時に、ラウンド16で優勝候補のアル・ヒラルを下したカタールのアル・サッドと対戦する。