日本は「世界屈指のサッカー強豪国に成長」と豪メディア警戒 「オーストラリアは欧州組を輩出することすら夢のよう」だと日本との差を嘆く

「世界屈指」と称賛された日本代表 Photo/Getty Images

日本には絶対に負けられない

2026年W杯最終予選で、日本代表と相見えるオーストラリア代表。すでに日本はいちはやくW杯出場を決めているが、オーストラリアはサウジアラビア代表と2位の座を争う立場にあり、最終節はそのサウジと直接対決となる。つまり、オーストラリアにとって日本戦は絶対に負けることが許されない一戦だ。

すでに出場権を手にした日本は、大幅に招集メンバーを変えている。三笘薫、南野拓実、板倉滉、前田大然ら欧州で活躍する主力メンバーの何人かを招集外としており、本大会へ向け新たな戦力の発掘にシフトしたメンバー構成だ。しかしオーストラリアの『The Roar』は「戦力不足だが、それでも手強い」と警戒心をあらわにしている。

「世界の強豪チームに名を連ねるスター選手たちは除外されている。バイエルン・ミュンヘン、ボルシア・メンヘングラードバッハ、ブライトン、セルティック、スポルティング、モナコ、フェイエノールト、リーズなど、数え上げればきりがない。この黄金の世代とは対照的に、オーストラリアはこれらのリーグへ選手を輩出することすらも夢のようだ」

「少なくとも理論上は、フルメンバーのサムライブルーと対戦したときよりも容易になったように見える。しかし経験の浅い選手たちではあるものの、これらの若手控え選手たちは、来年のワールドカップ入りを切望しており森保一監督に感銘を与えたいと、間違いなく意欲的にプレイするだろう。そして日本はオーストラリアと違い、2022年ワールドカップでドイツとスペインに勝利し、グループリーグを首位で通過し世界屈指のサッカー強豪国へと成長した。アジアチャンピオンズリーグでの活躍が示すとおり、JリーグのチームはAリーグのチームよりもはるかに高いレベルにある」

以前はオーストラリアとも拮抗した実力差だった日本だが、ここ数年の日本サッカーの成長ぶりは目を見張るものがあり、セカンドチームも含めれば100人を超える選手たちが欧州へ渡る時代を迎えている。オーストラリアは最大限に警戒しているようだが、日本はその層の厚さを見せられるか。

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