バルセロナMFペドリにバイエルン移籍の可能性があった 辞退の理由は本人曰く「バルサに対する無条件の愛情」

バルセロナのペドリ photo/Getty Images

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今季のバルセロナ躍進の原動力

ハンジ・フリック監督の指揮のもと圧倒的な攻撃力でラ・リーガとスペイン国王杯を制した今シーズンのバルセロナの牽引役として、ペドリは年間を通して攻守両面で圧巻のパフォーマンスを披露した。

ペドリは個人成績こそリーグ戦37試合出場で4ゴール5アシストと目立たないものの、得点機の一つ前の段階での攻撃の組み立てで抜群の存在感を示し、また守備でもボールを奪いきれる高い対人守備能力を有している。22歳にして既に世界最高のミッドフィールダーの一人に数えられるなど、その存在はもはやバルセロナにとって必要不可欠だ。

しかし、そんな才能豊かなペドリを他のビックラブが放っておくはずはなく、実際に過去にはバイエルン・ミュンヘンが同選手の獲得を真剣に検討していたようだ。かつてバルセロナでスポーツディレクターを務めていたラモン・プラネス氏は、スペインメディア『Cadena Ser』とのインタビューの中で当時の様子について以下のように語っている。
「2020年にチャンピオンズリーグの準々決勝でバルセロナがバイエルンと対戦した2日後にペドリの代理人から電話をもらった。彼は私に、『バイエルンがペドリをほしがっていていて、ビデオ通話の機会を依頼された』と言ってきた。そして、それは実現した」

このバイエルンからの接触は、ペドリ自身も3日に行われたUEFAネーションズリーグのリーグA準決勝フランス戦に向けた記者会見の場で認めている。

「バイエルンが僕に興味を持っていたことは事実だ。でも僕はバルサに対する無条件の愛情を抱いていて、バルサでプレイすることをいつも望んでいた。だから他のクラブに行くことは想像できなかったよ」

ペドリは当時まだ17歳でバルセロナからラス・パルマスに期限付き移籍中だった。そこに欧州屈指のビッグクラブから移籍話を持ち掛けられたわけだが、本人のバルセロナ愛が揺らぐことは一切なかったようだ。

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