「赤い悪魔の9番」獲得へレアルが一歩前進 マンUがレンタルを容認か

ユナイテッドのホイルンド Photo/Getty Images

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国外で再起を目指す

レアル・マドリードが来季の前線補強に向けて、マンチェスター・ユナイテッドのラスムス・ホイルンドのレンタル獲得に動いている。『The Athletic』など複数の欧州メディアによれば、ユナイテッド側は今季精彩を欠いた同選手の放出を許可しており、マドリード行きの可能性が急浮上している。

ホイルンドはアタランタから高額でユナイテッド入りしたが、移籍金に見合う活躍は見せられていない。それでもまだ若く、イタリア時代のポテンシャルを評価する声は多い。現状、ユナイテッドとしては完全移籍での売却よりも、価値を回復させるためのレンタルを優先するようだ。

レアルは移籍金なしでのレンタルであれば前向きに検討する構え。課題は年俸で、およそ500万ユーロにのぼる給与の全額負担が条件となる。同選手にはインテル、ミラン、アトレティコ・マドリードといったクラブも関心を示しているが、マドリードであればCLやクラブW杯といった最高峰の舞台が待っている。
シャビ・アロンソ新監督は“ターゲットマン”を求めており、ホイルンドはまさにその要件に合致する。選手本人もレアル加入に前向きで、モチベーションは十分だという。

ユナイテッドのファン内では賛否が分かれており、一部ファンは同選手の決定力不足に不満を抱いているが、若手の成長を信じる声も残っている。しかしクラブとしては、現在のチーム状況やプレッシャーを考慮し、より安定した環境での武者修行を選んだ格好のようだ。

まだ交渉は初期段階にあるが、シャビ・アロンソ体制での新たな9番候補として、ホイルンドの名が現実味を帯びてきている。

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