降格確定のサンプドリアが“復活” まさかの勝点剥奪騒動で異例の残留チャンスか

奇跡が起きたサンプドリア Photo/Getty Images

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前代未聞だ

2024-25シーズンのイタリアは前代未聞の大混乱に見舞われている。セリエAはナポリが制し、セリエBではサッスオーロが優勝を果たしたが、注目を集めているのはその下位争いだ。『SPORTbible』が伝えている。

通常、セリエBでは全20チームのうち下位3クラブが自動降格、さらに16位と17位の間でプレイオフを行い、1クラブが追加でセリエCへ落ちるルールとなっている。ところが、今季18位で降格が確定していたサンプドリアが、突如プレイオフ進出のチャンスを得た。

その理由は、15位に位置していたブレシアに科された勝点4の剥奪である。財政面での不正が発覚したことにより順位が大幅に変動。これによりサンプドリアが17位に繰り上がり、16位のサレルニターナとの残留プレイオフを戦うことになる予定だ。
一方で、本来プレイオフ出場予定だったフロジノーネは15位へと繰り上がり、プレイオフ免除でセリエB残留が確定するポジションへ浮上している。

1991年に今は監督として有名なロベルト・マンチーニ氏らを擁してスクデットを獲得した歴史あるクラブだ。復活に向けてサンプドリアにとってはまさに土壇場で与えられた希望の光。

今季最終節ではユーヴェ・スタビアとスコアレスドローに終わり、昇格プレイオフ圏にすら届かなかったものの、この“奇跡の繰り上がり”で息を吹き返す可能性が出てきた。大逆転での残留に期待が集まる。

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