なでしこジャパン、WEリーグ今季MVPのFW山本柚月がDF登録で初招集 ニールセン監督はサイドバックでの起用を示唆

U-19女子日本代表で7番を背負った山本 photo/Getty Images 

続きを見る

クラブではウィングバックでゴールを量産

日本サッカー協会は、5月30日と6月2日にブラジル・サンパウロで行われるブラジル女子代表との国際親善試合に臨む女子日本代表のメンバー23人を発表した。

そして今季、WEリーグMVPを受賞した日テレ・東京ヴェルディベレーザのFW山本柚月が初招集となった。

その山本は、WEリーグでは主に右ウイングバックで活躍。全22試合に出場し、8得点を記録するなど飛躍を遂げた年となった。最終節のジェフユナイテッド市原・千葉レディース戦では、スーパーゴールも披露。2ゴールでチームの勝利に貢献し、悲願の初優勝を飾った。
ただ今回、なでしこではDF登録となる。その理由についてニルス・ニールセン監督は「どうしても足りないポジションがサイドバック。攻撃に強みがあるのでいろいろと試すが、出場機会を得やすいのがサイドバックのポジションだと考えている」と語った。

また同監督は山本の才能を高く評価。「MVPを受賞して非常に素晴らしいシーズンを過ごした。持ち前のスピードとフィジカルの強みを表現してほしい」と22歳の新鋭に期待の言葉を残した。


一方、山本はクラブを通じてコメント発表。「日本代表に選出していただき大変うれしく思います。サッカー大国ブラジルでプレイできること、トップレベルで自分の力がどれくらい通用するのか楽しみです。多くのことを吸収し、一層成長できるよう頑張ってきます」と綴った。

WEリーグ屈指の選手へと成長を遂げた山本。攻撃だけでなく守備に重心を置いたポジションでも変わらずその能力を発揮することができるか注目だ。


記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.305 欧州クライマックス

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:国内サッカー

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ