「今度は世界を魅了しろ」 札幌MF金子拓郎、クロアチアの名門へ期限付き移籍

ディナモ・ザグレブへの期限付き移籍が決まった金子 photo/Getty Images

年齢を考えたらラストチャンス。ファンも全力で後押し

北海道コンサドーレ札幌は25日、MF金子拓郎がクロアチアのディナモ・ザグレブへ期限付き移籍することになったと発表した。なお、移籍期間は2024年7月21日までとなっている。

現在25歳の金子は、前橋育英高校から日本大学へ進学すると、大学在学時の2019年に札幌への入団が内定。特別指定選手にも選ばれ、同年3月にはJリーグデビューも果たした。2020年に正式入団して以降は、不動のレギュラーとして活躍しており、今季もここまでリーグ戦全21試合に出場して8ゴールを記録している。

そんな中、16日に開催された『サポーターズデー2023』で、クロアチアの名門クラブであるディナモ・ザグレブから正式なオファーが届いていることが、三上大勝代表取締役GMによって語られた。クラブも金子の夢や意思を尊重し、選手を後押しする方向でいることを明かしていたが、ついに移籍が正式決定した。
金子は札幌の公式サイトを通じて、次のような思いを綴っている。

「この度ディナモ・ザクレブへ期限付き移籍をすることに決めました。まず、シーズン途中に移籍することを申し訳なく思ってます。ただ、このオファーを頂いたときに素直にチャレンジしたいと思いました。自分の年齢を考えたらラストチャンスくらいだと思います。一度きりのサッカー人生、後悔したくないと思いこの決断をしました。特別指定の時期を含め4年半もの間、いつどんな時も熱い応援を本当にありがとうございました」

「遠いアウェイでも、雨の日でも風が強い日でも、どんなに負けが続いていても、常に熱い応援をしてくれたサポーターにもっと勝利を届けたかったというのが本音です。ただ、最高なサポーターとともに戦えたことを僕は忘れません。また、三上さんをはじめとするクラブ関係者のみなさん、ミシャさん、スタッフ、チームメイト、パートナーの方々、サポーターのみなさん、コンサドーレに関わる全ての方々のおかけで僕はここまで成長することができました。ここからが本当の勝負だと思っています。これから皆様に活躍する姿を見せられるように頑張ってきます。そして金子拓郎は北海道が育てたと、皆様が胸を張って言えるような活躍をしてきます!4年半もの間本当にありがとうございました!」

また、移籍が発表された札幌公式Twitterのツイートには、多くのファンがメッセージを寄せている。「大きくなれネコタク!!」や「どんどん次のステップに進んでくれることを心から願っています」、「今度は世界を魅了しろ」など、世界へ羽ばたく金子を全力で後押しするメッセージで溢れていた。

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