「イスタンブールの奇跡」が再び起こる? CL決勝は2007年以来の“イタリアVSイングランド”に

両国のカードは久々となった

UEFAチャンピオンズリーグ準決勝。マンチェスター・シティはレアル・マドリードを驚きの4-0で破り、2戦合計5-1で決勝にコマを進めた。この結果、決勝戦はインテルVSマンチェスター・シティという、久々のイタリア勢とイングランド勢のぶつかり合いとなった。

決勝でイタリアVSイングランドとなった例は過去に4つあり、1984年のリヴァプールVSローマ、1985年のユヴェントスVSリヴァプール、イスタンブールの奇跡として知られる2005年のリヴァプールVSミラン、ミランのリベンジとなった2007年のミランVSリヴァプールである。

過去4回はすべてイングランドからはリヴァプールが勝ち上がっており、シティは当然ながら決勝でイタリア勢と当たるのは初だ。インテルは2010年にバイエルンを下して優勝したのが最後。このあたりを境にイタリア勢は力を落としてしまい、ユヴェントスを除けば決勝の舞台へたどり着くこともなかったが、インテルにとっては久々のチャンスだ。今季の欧州リーグでのイタリア勢の躍進、ナポリの圧倒的なリーグ優勝などでイタリアのクラブに再びスポットライトが当たりつつあり、ビッグイヤーを獲ればより大きな注目がイタリアに向くことになるだろう。
英『Squawka』は「新たなイスタンブールの奇跡が生まれる?」とtwitterに投稿しているが、大逆転が果たされた2005年のように何が起こるかわからないのがCL決勝だ。欧州初制覇と今季の3冠がかかったシティ、再びミラノを欧州の中心としたいインテル。興味深いカードとなった。

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